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われら遠くより来たりて遠くへ去るのだ。わかるか?
オペラが観たい、とても観たい。どれでも良いというわけではなく、選べるんならプッチーニがいいな。それも初期のやつ。でも、マルコムマクラーレンのが聞きたいわけじゃない。
どうして、そう思うのかといえば、多分、こないだ名探偵コナンで、オペラが出てきたからだろう。クラシック好きの教授が殺されているのに、流れていた曲がオペラだったからコナンは疑問に思う。−−思うか? 普通はオペラもクラシックだろ。いや、クラシックは古典派じゃん。とは言うものの古典派にはモーツァルトも含まれるし、魔笛やフィガロを忘れちゃいけない。
それはどうでも良くて、オペラが観たい。ベリズモがいい。特に、やっぱりプッチーニだ。ベリズモと言えば、結局、カバレリアルスチカーナとパリアッチョがプッチーニの露払いで、プッチーニはベリズモといった派というか側を越えた天才だから、永遠に不滅だろう。多分、200年くらいは。
200年と言えば、1900年から既に100年を越えた。1900年はベルディの死を嘆くパリアッチョから始まる。ベルディはあまり好きではないが、それでも女心の唄を口ずさむことはできる。取りとめも無く鉄のズビスコを思い出す。あれは、王者のためのアリアで、ポーランド第2世代の監督の作品。荒野を逃げ出すシーンだけははっきりと覚えている。あと、女心の唄を歌わせるとこ。違う曲かも。
ベリズモの功績の1つに1時間以内でカタを付けるようにしたというのがある。2時間ドラマより1時間ドラマのほうが見やすいように、集中力の持続には限界がある。1時間で終わらせるベリズモは先見の明があった。別に関係は無いだろうが、未完に終わったドビュシーのエシャー家の崩壊と、バルトークの青髯公の城の2つの20世紀初頭の代表的な2作は、やはり1時間ものだ。ここには幸福な手とかを含めても良いかも。ヴォツェックだって比較的短い部類だ。
オペラが何より、オペラなのは、その語感だ。オペラという語感があって、はじめて、浅草オペラ、ピストルオペラ、うたかたのオペラ(確か歯車)、演劇、映画、音楽、そんなものが生まれてくる。
でも、実は、考えたのは、ブランキ殺し上海の春だったりする。しかも、オペラだと思っていたら、実はキネマだったりする。キネマとオペラ、大正、昭和、モボとモガ、それはつまりは、モダーンの象徴、ということか。
そう言えば、黒テントを最後に見てから20年近く経つんだな。最後に見たのは品川で、演目は三文オペラだった。それで、佐藤信のことを思い出したのか。客の年齢層が無闇に高くて、隣の隣の隣くらいの客が連れに、「なんだよ、じじいばかりが観にきてるな」「もう終わりだな」と声高に放言してるのに、居合わせた客全員(そう、僕とその連れも含まれるし、そもそも30人くらいしか客がいなかったような)、思わずうなずいたもんだ。そして、それで打ち止めにしてしまったが、今でも、揺れて見せたりしてるんだろうか。
それでも時たま、モリタートが口をついて出てくることもないわけではない。そいつは鮫だ、鮫にゃ歯があるだったか、桃色紐を七つに巻いてだったか。
御覧よ、御覧、首が飛ぶ
妻がぴちょんくんを育てきってしまった。結構、おもしろそう(って言うか、でっかな頭をふりふりしながらキューキュー鳴くのが可愛いって言うか)なので、僕もやることにしよう。
しかし、JavaScriptを有効にしなけりゃならないってのは面倒だな(Flash使ってるんだから、JavaScriptはいらんのじゃないかい?)。それに、ネスケの対応が4.7って、気持ちはわからんでも無いが、頼むから7.1を推奨してやって欲しいなぁ。まあ、確認してくれなくても、7.1で動いているからいいんだが。って言うか、自分たちも、4.7ではスタイルシートをオフにしてくれなんて注釈を書くのは面倒だったろうに……
それに、パスワードをニックネームと言い換えるのって、おそらく、お子様にはうまい方法かも知れないが、ちょっと微妙だろう。大体、ニックネームがパスワードだと一切気付かないまま登録してしまう人間のほうが多そうだ。利用規約へのリンクは小さいし、平易な書き方(「快適すきすき!ぴちょんくん」のご利用にあたって)が逆に、利用規約やプライバシーポリシーへのリンクとは気付きにくいと思われるし。
とは言え、ゲームをクリアして、かつプレゼントを要求して初めて、メールアドレス以外の個人情報を入力させるというのは、良心的かも知れない。が、横から見ていた限りではこれについても、ちょっと微妙な点はあるな。記入時点でプライバシーポリシーへの参照ができないように見えたからだ。まあ、それは僕が育て終わって、かつ、プレゼントに応募したくなったら確認してみよう。
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