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考えてみよう。
っていうか、TechEDに2000年くらいから行っていれば、MSがDOAを開けようとしてるのは明らかだし、DOA+って、ADO+(ADO.NETの旧名)のアナグラムですか? とか、ちゃんとMSも参加してるし。
オブジェクト指向設計よりも「データ中心」と、エバンジェリストが何故語るんだろうか?
1.J2EEとの「相違点」を明確にして勝負をかけるため。
これは、すぐ推測できる。「もうメインフレームじゃないしー、でも、オープン(システムってやつ。ソースじゃないよ)ってUnixとかWindowsとかあって、わけわかんないしー、うちのシステム部は、COBOLでDOAだしー」みたいなとこに食い込むための釣り餌。そういう側面がないわけじゃないだろう。っていうか、絶対あるだろ、そりゃ。
2.本気
そりゃ、あれだけ大きな会社でいろんな考えの人もいるから、そういう視点もあるかも知れないけど、それだけじゃないだろうとは誰でも思う。ヘジスバーグがDOAとか考えてるとは思えないよね。
3.主戦場はデータベースマネージャ
SQL*Serverを主戦力として考えているんだったら、これはありだろう。.NET Frameworkとかはインフラであって売り物そのものではないんだから。つまり、本当の敵はやっぱりOracleですな、とか。
4.ユーコン?
……
5.EAとからめて
ビジネスアーキテクチャはおいておいて、テクノロジーアーキテクチャは取り合えずSOAで平和共存としておいて、アプリケーションアーキテクチャはこれからもいろいろ変えるためとっておくとして、インフォメーションアーキテクチャを抑えたいとか。
6.?
というように、いろいろ空想が膨らむのであった。
あと、ADO.NETは、特別だというのもあるとは思う。以前も書いたけど、なぜ、マーティンファウラーがわざわざADO.NETのためだけにテーブルモジュールパターンなんていうパターンを載せたのかということに関連してくるけど、あれは完結してるからそのまま使うのが吉。で、
Table Module works better than a comibnation of Domain Model and Active Record when other parts of the application are based on a common table-oriented data structure.
(PoEAA P.128)
――テーブル中心のデータ構造に基づいて(訳注:データ中心ですな)アプリケーションを組むんだったら、ドメインモデルとアクティブレコードの組み合わせより、テーブルモジュールのほうがうまくやれる。
だから、DOAで回したほうが良い、ということになる(のかも)。
「のかも」は僕の感覚で、必ずしもそうではないだろうと考えているからだけど。でも、そのへんは、まだ良くわかってない(それほど規模の大きなもので試してない)のでなんとも言えない。
ジェズイットを見習え |
>DOAで回した方が良い<br>実感としてしっくり来ます(ていうか、それしかやりようがない?)。もっと早く気づく事ができれば良かったのですが(泣。<br>悔しいので今『PoEAA』注文しました。読書会行きたいけど関西在住。ファウラーたんって.NETもカバーしてたんですね。<br>色々ありがとうございました、この苦しみと納得が「経験」ってやつなのかなぁ。
>テーブルモジュールパターン<br>悩んだ末に辿り着いたやつと同じだと嬉しいかも。早く本届かないかなぁ(ワクワク)。
外してるのかも知れないんだけど、OODだとオブジェクトがシリアライズされたものがロウに入っているのに対し(オブジェクトが先)、ADOだとテーブルのリレーションがそのまま使えるからオブジェクトとして考えずに素直にテーブルとして考えたほうが使い易い。でも始まりは、その逆ではないと思う。つまりDOA用にADO.NETを作ったんじゃなくて、ODBC−OLEDB/ADOと作っていったら結果的にDOAにしっくり来るようになってしまったのではないかと。
はじめまして。<br>個人的には、MS的には、_分析という観点において_、属人性の高さからOOA/Dには懐疑的&DOAのほうがよさそうな印象であった状況下で、_アーキテクチャという観点で_、3層アーキテクチャに親和性の高い非接続型モデルを作ってみたら(データセットですね)、偶然マッチしちゃったよ。というオチではないかと思っているのですが、いかがでしょうか?
データ総研流以外だとDOAでも属人性が高いはずで、それは結局現時点で工業的にソフトウェアを開発する手法が成立していないから間違いないと思うんですが、データ総研流DOA=既存帳票からデータ求めるだと属人性は入らないんでしょうか? と疑問を持ちながら、その一方でバラツキは少なくできるのかも、とは思います。で、それと別のところでデータセット(非接続型がミソだったのか)を出してきたら偶然マッチした……それは説得力ありますね。
はい、DOAを目指してDataSetを作ったわけでは無いと思います。<br>2/12とちょっとかぶりますが、.NETを触って良く出来ているけど熱烈な愛好者になれないのは、「属人性を廃す」というMSや開発企業から見れば至極真っ当な方向性のせいかなと思います。(兵隊アリはいやだなぁ...)
私はT字形ERを独学でやっているクチですが、OOA/Dに比べて俗人性は確実に減らせると思います。提唱者の佐藤正美さんは、「ER図が作品などとは言語道断!(超訳)」とおっしゃられています。<br>歴史的に見ても、ランボーさんはER図をヒントにしてOMTを作ったよ。といっているので、近親憎悪なのかも;-)
>> babieさん 「至極真っ当」かつ、「いやだなぁ...」という気持ち、すごくわかります。
>「至極真っ当」かつ、「いやだなぁ...」<br>同意します。で、1つ思っているのは、多層構造のうち、本当に人間が工夫すべき点はプレゼンテーションなのかなぁ、とかも思ったりもするわけです。データ層がスキーマをきればDBマネージャによって管理できるように、ビジネスロジックなどの層もそんなふうになっていって、最後に残るのはヒューマンインターフェイスの部分だろうな、と。機械の面倒は機械に見させ、人間の面倒は人間が見るということです。
で、今は、まだいろんな手法が混在してどれがベストかはまだ良く見えずにぐちゃぐちゃしてるから、おもしろい、と思ってたり。