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中野は紅葉山に蟠踞し、付近の狭い道を塞いでしまうのが特徴。
知ってることを枚数気にせず書くのは、それなりに簡単。
調べたことを再現させることも、J2EEのDeploytoolのようなシロモノじゃなければどうってことはない。
概念を知ってる人に実装を説明するのも大した問題じゃない。
概念そのものを説明するってのは、気が遠くなるようなことだな、しかし。
問題は相手の知識レベルをどこへ置くかだ。
ユニットテストというのが、人間が目で確認する結合テストの直前の機能監査のようなものしか意味しない世界の人に、どうやったら、ユニットテストするんだから、非依存性重要とかって、説明できるんだろう? そりゃ、ユニットテストというタームを引っ込めるしかないわな。
その前に、テストファーストから教えなきゃだめですな。
しかもその前に、オブジェクトインタラクションの決定ってのが、机上じゃほとんど無理(もちろん、実装と同程度に時間をかければできないことがないだろうが、そりゃ無駄でしょう。ということから、テストファーストというかTDDとMDAというのは同じ現象に対する実装側および設計側からのアプローチで目指すところは同じではないかとか)だということをどうやって説明すりゃいいんだろう。「机上じゃ無理? そりゃ、根性が足りないからだビシバシ」ですか? (VDMという開発手法はそのへんを考慮しているらしい)
って言うか、歴史が証明してるってのじゃだめなのかな?
MFC1、2、3が無くて、4、5 + ATL、6 + ATL、7 + WTLっていうのは別に商売のためのバージョンアップということだけじゃない。OWL1、2の断絶だって妙な記法をマクロに変えたということだけじゃない。Strutsの1.0と1.1(とその間のRCとか)の差ってのも、別に気まぐれで変えている訳では無い。
骨組みしか提供しないフレームワーク(しかも十分な開発力を持った)ですら、最初から完全なモデル(MVCのモデルじゃなくて、モデル図のモデル。オブジェクト(動的)/クラス(静的)インタラクションモデル)を提供できないのだ。
まして、アプリケーションのモデルがそんな簡単に組めるわけがなかろう。
リサーチに時間をかけて最初から完全なモデルを構築するという、開発モデルの問題点は、時間をかけるってことが、既に問題点だということだ。
あるいは、OOPのメリットって、再利用性ですよね、というナイーブな人を前提として、AOPのメリットを説明するってのも困難かも知れない。へたすりゃ、単に「おおー、また3文字のバズワードですな」で終わりだよチャンチャン。
英語風だとSeaser。今の今まで間違えていたですよ。あぶない、あぶない。それにしてはなぜ、orgに行けるのか? それはブックマークのおかげですなぁ。
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