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うが、episode3ってのは無いのか? これでおしまい?
だとすれば、単に60年代終焉から70年代初頭に作品としての記録を残した新宿フーテン族のイカレタ女の子のヘンなマンガってだけのことになってしまうんですが、そういう意図なのか?
というか、その時期(セデスをのんでラリラリ――インタビューには出てくるが)さえも収録されてないのだが。
とすれば、まるで扱いはランボーだ。
こういうのは、典型がある。
ベルリオーズを考えてみれば、幻想交響曲はいつでも入手可能だが、トロイとかロメオとジュリエットなんてのはいつでも手に入れられるわけではない(今は違うかも)。
マーラーだって、ついこないだ(バーンスタインの全集まで。全然こないだじゃないな)までは、巨人と復活以外は無かった(に等しい。そりゃ、9番だけはバルビローリとベルリン、ヴァルターとウィーンがあるから他はいらないとは言え。追記:大地の唄もヴァルターとウィーンの凄惨なのがあった。考えてみれば戦前にヴァルターとウィーンは9番と大地の唄をちゃんと記録したのだ。なんて恵まれた作家なんだろう)。
プッチーニの西部の女やジャンニスキッキが聞きたいと思えども、あるのはボエムとトスカだけなり、とか。トスカは中期と言っても良いかも。だめか。
ベートーヴェンだって29-30-31こそ全てだろうと思ったって、しょせん月光と熱情、悲愴にくらべりゃ無いに等しい。
ブルックナーと言えばヴァグナーとロマンティシュ。でも8番は? 9番だって。(追記:今はマーラーと同じく完全に人気モノみたいなんで不自由は無さそうだな)
スクリアビンは3番と遠い星への飛行。黒ミサ、白ミサは?
リストといえば超絶技巧とハンガリアン前置曲。だが僕は、凶星やヌアジュグリや葬送のゴンドラが好きなのだ。
そんなのばかりじゃないか。
映画だってそうだ。
ラングと言えばジャガーの眼だろう(違うかも。ベンガルの虎かも。忘れちゃった。インドの冒険のやつ)? せめて暗黒街の弾痕。でも、Mやメトロポリスの監督らしい。
トリュフォーと言えば大人はわかってくれない。おい、大人のトリュフォーをわかってやれって。日曜日は待ち遠しいぞ。
ロッセリーニと言えばドイツ零年。でも、インドのドキュメンタリー(嘘つけ)のおもしろっぷりだってとても映画なんですが。
ブニュエルと言えば昇天峠だろ(運転手さん、そのバスに僕も乗っけてくれないか)、いやグランカジノか。でも歴史はアンダルシアの犬と呼ぶ。
エイゼンシュテインだってメキシコじゃないか。でも歴史はポチョムキンと言う。
黒澤といえば7人の侍で、どですかでんとはこれいかに、とか。
鈴木清順は殺しの烙印とけんかえれじいで、カポネ大いに泣くはどうですかとか。あ、今、Amazonで見たが本当に無いや。カポネ大いに泣くは、すげぇ映画なんだがなぁ。あれだけ長くて、あれだけ大げさなくせに、シカゴは千葉だし、どうすりゃあれだけ薄っぺらで風が吹かなくても倒れてしまうような、まさに映画そのもののような映画が見られるんだろうか、っていうような映画の中の映画なのに。とすればピストルオペラ、今のうちに買っておくしか……ぐは、在庫切れだ。
みんな中期以降が本当にダメダメなのか? そんなこたない。
(あ、ゲイリーニューマンか)
100年後を想像してみる。
ボウイと言えばジギーだけが残って、どんなにリアリティとかが聞きたくなってもそりゃ無理でしょうとか、ルーリードと言えばベルリンだけが残って、どんなにサリーキャントダンスが聞きたいといってもそりゃ無理でしょうとか、既にストーンズと言えば、ジャンピンジャックフラッシュで、ミスユー以降があるんですか? とか、ストラングラーズはノーモアヒーローズで、ラフォリはどこですか? とか。ブルーハーツはリンダリンダとトレイントレイン(共通点があるなあるな)。でもおいらが好きなのはヒマラヤのミサイルや桜のトンネルだ。
ま、そういうのが時代の寵児ってやつの宿命なのかも。だとしたらもって瞑すべし。
別枠で記憶の確認。
音楽は亡命ハンガリアン。この曲から、Amiga用のシンバッドはインスパイアされたのではないかと勝手に想像している。
孤児が故郷へ戻る。怪しげな悪党ジェレミーフォックス。旧家の娘。排他的な村人。お金が好きな総督。
父親探し。
ジプシーの娘。
フォックスとの冒険。
フォックスは傷つき、独り、ドーバー海峡をフランスへ小船で乗り出す。
良くわからんが、1番好きな映画はムーンフリートなのかも知れない。
ジェズイットを見習え |
ベートーベン、32はダメですか?<br>30、31で、あぁ、もう頭の中は神様でいっぱいなのですね、と思ったら、32の一楽章が来る。何を想いえがいたのか... ちなみに個人的にはやっぱり21です。