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そっか、あれは、「いちめんの」か。言われてみればそうですね。いい詩だな。
たくさんのXXXXというフレーズはじゃあなんなんだろう?
たくさんのとつくと思い出すが(もともと思い出したかったフレーズとは関係ないが)『たくさんのお月さま』は小学生の頃に読んだ本の中でも、表紙が不気味だったので(宇野 亜喜良という人のイラストは非常に気味が悪い。非常に洗練されているのだが、子供にはきつい感じだ。なんか悪意を感じる)印象が強い。
物語は大雑把にしか覚えていないが、こんな感じだ(まったくもって正確ではない)。
お姫様がある日、王様に月が欲しいと言い出す。月が欲しくてたまらなくなり、ついに病気になってしまう。
王様は困る。
家臣Aに、「お前、月を持って来い」という。
A「無理です。だって、あれは空に空いた穴ですから。無を持ってくることはできません」
王様は困る。
家臣Bに、「お前、月を持って来い」という。
B「わかりました。あれはチーズですから、同じようなチーズを作りましょう」
でも、お姫様はそのチーズを見て言う。「それは月ではない」
王様は困る。
家臣Cに、「お前、月を持って来い」という。
C「わかりました。あれは物体Xですから、XでX'を作りましょう」
でも、お姫様はそのX'を見て言う。「それは月ではない」
王様は困る。
と繰り返す。転機はどこにあったのかな?
役立たずの道化師に、「お前、月を持って来い」という。
道化師「わかりました。ところで王様、お気づきですか?」
王「何をかな?」
道化師「月がたくさんあることに。家臣達は、皆、違う月を持ってきたではありませぬか」
王「皆、間違っているのだ。月は夜空に輝くあれ1つであろう。あれは実際にはただの光の渦なのだ。どうして取って来る事ができよう」
道化師「そうではありませぬ。人はそれぞれに月を持っているのです。お姫様の月はいったいなんでしょう?」
王「これはしたり」
王様、お姫様に尋ねる。
「お前、月はいったいなんなんだろうね?」
姫「それは銀でできた親指の爪くらいのペンダントです」
王「なるほど、すぐに月を持ってこよう」
王様は細工師に「お姫様の」月を作らせる。
お姫様、月をもらって病気も治る。
めでたし。
よく考えようインタビューは大事だよ。真の要件は違うところにある、というわかりやすいお話である。
ご冥福をお祈りいたします。
直接のご面識はありませんでしたね。
でもASRの元にはWin32OLEがあって、そのWin32OLEを助田さんが開発されるきっかけを作られた、ということだけでなく、XPやユニットテストも助田さんを通して間接的にですがすべて僕は石井さんから教わったのです。
石井さん、本当にお世話になりました。
どうもありがとうございました。
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