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日々の破片

著作一覧

2006-06-19

_ キングスとクイーン

5年ぶりのデプレシャン。

シネスコに車。電子音を利用したムーンリバー。扉が開き女性が降りてナレーション。(このあたりでチラシのトリュフォーがどうしたとかになるのかな。というか口がファニーアルダンみたいだし)

印象的なシーン。最初の夫が出てきて消えてそのまま看護婦が出てきて画面右端に腕。父親のアパート(アパルトマン)のバルコニーの重ね合わせ。扉のこちらと向かい側に続けて机の前の広い空間。僕は恋してるでも出てきたような記憶があるけど階段を昇って目当ての人を探す移動(というかフランス人ってこういうパーティを必ずやるもんなんだろうか)。階段の下で待機する(イスマエルからは見えないところにいる)警官。最初の夫が登場するシーンでのだぶだぶの服。婚姻届けのシーンでは夫側の家族がいない(葬式のときはいる)。フードの白い丸で囲まれた不在の母親とノラが写っている写真—アパルトマンの訪問時、死亡時の2回(多分)。病院でのイスマエルのダンス。アリエルと巻いたやつを吸うシーン。

さり気ないフォローの数々。ジムでのイスマエルと親父がプレスをするところ。ノラの左腹部の痣。待っている間にシモンが聴く音楽。看護人に金を借りようとするところ、ウェーベルンの演奏後に口をきくところ。養子と実子の掛け合いの連鎖で祖母まで持ち出す。手荷物を取りに行く(川の次のシーンでは既に車に乗っていたように覚えているから初出は学校のシーンかな)。ベゼとクシェという言葉の差(ジャンジャックとイスマエル)。リストカッターのアリエル(中国女)の存在。女性には魂がない/理解できない(ダムとラーム)なぜならば神父や牧師に女性はいないという指摘。ノラはジャンジャックを数に含めていない。男性/女性に階段を上がったところで分かれるところでの間。薬品庫の鍵を返すために弁護士が窓口の女性と会話する右手でイスマエルが移動。最初は弁護士のため、次にはアリエルのために薬を取りに行く。

2幕目のサスペンス。事故の原因と第3入院の原因。父親のメッセージ(編集者による破れ目の指摘と、レダの絵の中に隠しているという行為)。

長いエピローグ(イスマエルと子供の対話というか説教というか)が博物館。故郷での木登りのフラッシュバック。

緻密な脚本と演出。

WHYNOTと言えばワイルドバンチを最初に想起するのだが当たりかどうか。

_ CodeZine

DbgHelpを利用してDLLがエクスポートしている関数を列挙する」が公開されました。

3回にわたってWin32バイナリーいじりをする予定。1回目は準備編です。

あと、まったくの偶然ですが、山本大祐さんという方の「Windows実行ファイルのバイナリ概要」というPEファイルの仕様詳細についての記事が最近公開されたので、そちらも参照すると良いと思います。


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