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それにしても、単なるCGIって異様に楽だな。ソース参照用リンクも追加。
そんなになるのか(というか、2004年が20周年だったわけですでに23年、もうすぐにでも「GNUの4半世紀」というNHKスペシャルが組まれるだろう)。というわけで、Tシャツをオーダーしてみたり(ついでに寄付もいくばくか)。
多分、これまで観たあらゆる映画の中で2番手くらいに大好きな作品(1番は良く忘れるがロシュフォールの恋人なのだ)を、今日、初めて知った。おれが2番目に好きな映画はこれだったのか。初めて観たぜ。
ロシュフォールの恋人たち [DVD](カトリーヌ・ドヌーブ)
想い出のマルセイユか、思い出のマルセイユかどっちか。シネスコ(極端に上下をトリムしたヴィスタかも知れないけどシネスコサイズ)。
40年代を想いだす60年代のマルセイユを舞台にした80年代の作品。まったく80年代とは思えないのだが、スケボーが出てきたりロボットダンスが出てくるから紛れも無く80年代の映画なのだが、演出は60年代のドゥミというかドゥミー以外の何者でもないすばらしい映画。
プロデューサはクロードベリだから、チャオパンタンというか愛の泉の後くらいなんだろう。クロードベリのおかげで、こんな素晴らしい映画を観ることができると思うと、またベリ自身の映画も観たくなるというものだ。
最初からリズムを取ってカメラマンや記者が動き、インタビューの言葉がリズムを取り始め、そして音楽が大きくなり、唄い出し、踊りだす。映画そのもの。観ている間中、多幸感でいっぱいになれる。こんなすばらしい映画を公開当時に見逃していたってことはかえすがえすも残念だ。
それにしてもイヴ・モンタンの独特のコブシはやはり独特だな。
とにかく、あまりにも幸福な時間を過ごすことができたので、このあとパーキングも観に行くのがある意味残念でさえある(余韻の問題)。
筋はドゥミー特有の血と因縁がどろんどろんで、演出家におれと付き合わないと訊かれたマリオンが、「だってあなたは兄みたいなもんだもん。わたしは近親相姦はごめん」と言った次の日の夜にはモンタンと一夜を共にして、そこでモンタンの話を聞いて一瞬愕然とするんだけど、すぐに家に帰って、結局、母親をモンタンに引き合わせることになる。って、やっぱり娘なんだね。で、結局、モンタンはミレイユ(母親)と無事邂逅できて(その前にパラディで再開し、そこで美しい踊りを二人で踊る)、そこで娘は娘と知って一瞬複雑な顔をして、後はきれいさっぱり忘れてみんなで旅に出る。どうも、フランス人の感覚はさっぱりしていていいね。それともドゥミが物語を繋げ合うのが好きだというだけで、やはり奇妙な感覚はあるのか、そのへんは良くわからん。が、仮に同じ因縁を日本映画でやったらなんかおそろしく不快な映画になりそうだし、アメリカ映画では陰鬱なものになりそうな気もする。でも、そういうことはどうでも良いのであった。とにかく、歌があって、踊りがある。
残念だったのは、造船所のシーンでフィルムが切れたこと。近代フィルムセンター所蔵フィルムがこれでまた1コマ(以上)欠落したわけだろう。
繋がった最初のところが、名セリフなのだが残念なことに忘れた。toujoursとvieが入ったような気がするが。
マリオンを演じた女優が、どこかで観たことがある、鼻の穴が良く見える顔だなと思ったら、スペースバンパイアだった。
スペースバンパイア [MGMライオン・キャンペーン] [DVD](スティーブ・レイルズバック)
(アマゾンの解説に「たぐいまれなる美乳」とか書いてあるから出さざるを得なかったのか、朝のベッドのシーンが妙に違和感があったのだが、そのあたりの事情かも。いずれにしろ、踊れば足は上がるわけだが)
全裸でそこらをうろうろする宇宙人を演じたり、舞台を夢見るモンタンの娘役をやったり、歌ったり踊ったり、実に器用な役者だな。
で、ランコムの店での売り子3人のダンスとか、最初のアパルトマンでの有名になりたいわの踊りとか、実に映画そのもので楽しい。
台詞:人に頭を下げて暮らすより、足を上げて暮らすほうが良いわ。
ピアフ。忘れてたけどピアフが一瞬流れる。独特だよなぁ。マリオンはカツラをつけてピアフのセリフをしゃべる。するとモンタンが怒る。ピアフはそういうふうにはしゃべらない。後になって、みんなは陰気な女だと思ってたようだが、実際のピアフは陽気で楽しい人だった。山崎ハコみたいだな(妙に小さいし)。
カスクドールのシモーヌシニョレの話が一瞬出て、鳩のシーン。ここのシーンはわからなかった。というかカスクドールはまだ観たことが無いからだ。
マルセイユ時代ではドゥミー自身の独白のような、ハリウッドの映画のシーン。スクリーンの中からどんどん人が出てきてタップを踏む。モンタンがタキシードにステッキ、洒脱でアステアみたいなんだけど、曲は雨に唄えばでスタンリードーネンとジーンケリー、そのあと水夫と女でシェルブールの雨傘で、ルブランとドゥミ自身。
60年代っぽさは、特にマリオンとミレイユの家と服。壁はクラインの青。マリオンは(忘れた。黄色かな?)、ミレイユは緑。真ん中のソファは白。クレージュ流のフレアスカートがひらひら。
後は、ベルサイユのバラをとにかく観るだけだ。(そのうちどこかでやるだろう)
イーヴォ、montes、という夢の中の母親の呼び声から、イヴ・モンタナになり、イヴ・モンタンになるというシーン。
空港でのマリア(ミレイユ)との別れ、マキに入るためにパリへ行く。ダンディなエージェント。
なるほど、と同意する面がある意見。
技術要求はどんどん高まる(わかりやすいのが、Webアプリケーション開発ですな)。なにぬねの。
伝統的なOJTによる叩いて教える教育の破綻というか欠落化ですに。なにぬねの。
えっと、教育ってのは、仕様(え、言語/プロトコル/APIに仕様ってあるの? 仕様って誰も読まない書類のことですよね? と真顔で聞かれることがあると怖いわけだが)ではなく通り一遍の文法を教えるってやつ以外になにかあるぬ? なにぬねの
そういう御時世にあっては、よーいどんで一定時間にとおりいっぺんだろうがなんだろうが、あるものの知識を持っていて、それを表現することができるテストに受かっているっていう事実って重要かもね。なにぬねの
まったくですよの。なにぬねの
(なとねとの以外はどう使うんだにぬ?)
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