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ラスタマン・ヴァイブレーション+1(ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ)
最初に買ったボブマーレイ(ボブマーリーってなってるけど、おれはマーレイって覚えたからマーレイだ。ギョエテとはおれのことかとみたいだけどまあいいや)がラスタマンバイブレーションだった。
ライブで(というか、左手の神様がアイショットザシェリフをカバーしたのがキャッチアファイアの理由だと覚えてるけど)キャッチアファイアして、出てきた作品で中期の代表作ってことになるとは思うけど、それほど人気があったようにも思えない。
でも、ギャングオブフォー(じゃなさそうだけど)かあのあたりのベルファーストあたりの状況にコミットしてたバンドがジョニーはいいヤツだったをカバーしたりしてるし。
チャーチャーチャーチャララーフンガーフンガーパパパパーチャーララララー(この最後のチャーララララの部分がすげぇ好きだがLilyPondを出さないのは、まだ死後何十年だかたってないからだけど、楽譜はOKなんだっけ?)ってな調子で気持ちよく始まるのに、歌われる唄は、女が座り込んで、叫んでた。息子が撃たれて、そしておっちんじまったんだよ、でもなぁ、ジョニーはいいこだったんだよ。そんな女を慰めるおいらはただの通りすがり。
なんて唄なんだ。いや、多分、このジョニーってのは梅川みたいな鬼畜なんだろうけど、そうは言っても親は親だという唄なんだとは思うんだが(そういや、ピータートッシュが強盗に撃ち殺される、そういう町らしいぜキングストン)、そこをボブマーレイが唄うと、アフリカの街路で、ベルファーストで、独立とか自由とかのために戦った戦士を悼む唄のように聞こえてしまうところが、ソウルレベルなラスタマンたるゆえんではあった。おれはレベル、ソウルレーベルと最初に聞いたときは、ソウル(という音楽ジャンル)のレコードレーベルの親父というような意味だと思い込んだという頃もあったがlabelとrebelじゃまったく異なる。
Rasta Revolution(Bob Marley & The Wailers)
そういや、ポーリッジ(ポリッジ)って言葉というか食い物は、ノーウーマンノークライで知った。市役所(良く考えたらガバメントヤードなんで、市役所ってわけでもなさそうだ)の裏でおれらは火をたいて、ポーリッジを食った。なんで市役所の裏なんだ? とか、都庁が建って新宿西口に青いテントが立ち並んでた頃、きっとこの中の何人かは、ノーウーマンノークライを口ずさんでるんじゃないかとか思って眺める、そんなおいらはただの通りすがり。というわけでパッサバイという言葉もボブマーレイで覚えた。
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