著作一覧 |
ドコカの国にようこそ! (fukkan.com)(大海 赫)
たぶん、ピカピカのぎろちょん経由なのだと思うが、大海 赫という名前の作家は初見。微妙に僕が児童書を読まなくなった時期以降の人らしい。
結構、多産な人のようだ。
西岡兄妹とのコラボレーションがあるところを見ると、文句なしの現役作家のようだが、ピカピカのぎろちょんと同様に、そういえば不思議な世界を子供のころ読んだ記憶があるけどあれはなんだったんだろうか、という復刊ドットコム的心情から甦ったようでもある。
3年前なら間違いなく買うところだが(子供が児童だったから)、今となってはいささか時期的に微妙だ。
うさこ(いつの間にかミッフィーって名前になってるな)とかツェねずみみたいなまどうてください歴史になった児童書を除くと、児童書というのは一期一会な存在なのだな、と思ったり。その時、子供だったかどうかで知る/知らないとなる(流行小説ってのも一見してそうだが、出会いが子供の頃ってのが大きな違いとなるように思う。情報の流入量が絶対的に少ないから見える範囲の世界しか知らない)。青少年になってしまえば、書店の児童書コーナーを訪れることはなくなるし。人によるだろうけど(で、そのうち輪廻するわけだが)。でもないか。本ってのはいつだってその時その時の出会い勝負だな。春に会った本、夏に会った本、坂本竜馬ですかそうですかみたいな感じだ。そういう意味では、おさるのジョージだの小さな家だの花が好きな牛だののようないつでもある本ってのは今一つだ。
で、月日は巡り数10年ぶりに児童書コーナーへ行くようになりその時期の作家と出会い、出会いを与えてやるようになる。
たとえばおれたちはガラゴを与えた。
それから何度も季節が回ったころに、この本はどっちになるのだろうか。ああ、これ子供ころ読んだな(からさらに2分岐。与えたくなるか、無視するか)なのか、そういえば変なケモノがカバンを売る児童書を読んだ記憶があるけどあれはなんだったのかな、なのか、あるいは忘れ去って、はいそれまでよ、なのか。
まどうてください、と何気なく呟いたときに、りゅうりゅうならすぞ、と返されるとなぜかとても幸せな気持ちになるわけだが、それは全然関係ない話だ。
トゥートゥールルルンルルルン
ライクノバディドゥノンノンノンノン
アーイヤイヤーイ
と突然頭の中でルイフィリップが歌い始めた。マジキニョランスアイヤイヤイ。暑いからだろう。
死ぬほど聴きたいおふらんす(白耳義だけど、と思ったらフランスで良いのだった)。
Rainfall/Jean Renoir(Philippe, Louis)
でも、ベストにも入ってないな。ライクノバディドゥノンノンノンノン.
……
iTunes Storeで探したらあった。そりゃあるだろう。マスターピースだ。
でもパーシャルアルバムとかなっていて買えない。
Ruling Class: Very Best of El Records(Ruling Class: Very Best of El Records)
かといって、CDを買うのはちょっと考えてしまう(こたないか)。
このあたりを買うか。iTunes Storeより安いし。
Sunshine/Delta Kiss(Louis Philippe)
……
オフィシャルサイトでいくつかの曲が聴けた。"Manuke No Kara"っていうのはもぬけの空の間違いなんだろうか? だったら教えてやりたいが、本当に間抜けの空(もしかたしたら間抜けの鴉かも)の可能性もあるしな。
ジェズイットを見習え |
「児童文学」という言葉は嫌いです。<br>ところが、僕が書いた本は「児童書」に入っています。<br>皮肉ですね。