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以前、買ったものの、ローズウォーターさんの赤ちゃんだけ読んで(同じ早川だからこういうのも良いかも)なんとなくそのままにしてあった、朝食のほうも読んだ。
チャンピオンたちの朝食 (ハヤカワ文庫SF)(ヴォネガット,カート,Jr.)
そしたら、キルゴア・トラウトが書いた踊るあほうがおもしろいのなんのってしむかと思った。
これこそディスコミュニケーションの極北というやつだな。
長さにして、1ページに満たない掌編というかプロットだけなのだが。
というか、トラウトってダーガーにかぶるし、そういうのはスタージョンにも出てくるし、やっぱりアメリカには、無数のダーガーがうろうろしてはいないのか、部屋の中に閉じこもって一心不乱に何かを作っているというイメージがあるんだろうなぁ。いや、いるのかも。というか、確かに一人は実在した。
非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎 デラックス版 [DVD](ジェシカ・ユー)
と同時に、踊るあほうだが、アメリカは死んだという大事なお知らせをするために、野郎二人がオートバイにまたがって伝道の旅につくものの、彼らのメッセージは、髪を伸ばしてチョッパーにまたがってふらふらすることで伝えるわけだから、そのお知らせを受け止めるまでもなく、すっ飛ばされてしまうってのと、時代的には同じなのか。
いまさら見たかないけどな。
つまり文字は長く映像は短い。
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