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来る2月5日に、池袋ジュンク堂で『Javaの掟?Rubyの掟 〜寝ても起きてもプログラミング〜』というタイトルでトークセッションを行います。以下抜粋と情報。
arton?宇野るいも著『プログラミング学習シリーズRuby①?②』(翔泳社)
arton?高井直人著『JavaプログラマのためのRuby入門』(アスキー?メディアワークス』
刊行記念トークセッション
『Javaの掟?Rubyの掟 〜寝ても起きてもプログラミング〜』
arton(著者)×宇野るいも(著者)×高井直人(著者)×高橋征義(日本Rubyの会会長)
■2009年2月5日(木)19時〜
……
■入場料 1000円(ドリンク付)
■会場 ジュンク堂書店池袋本店 4階カフェにて
■定員 40名(お電話又はご来店にてお申し込み先着順)
■受付 お電話又はご来店(1Fサービスカウンター)にて先着順に受付。
※トークは特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりません。
※ご予約をキャンセルされる場合、ご連絡をお願いいたします。
お問い合わせ 池袋本店 TEL03-5956-6111
(その頃、大阪では別のトークセッションが進行しているわけだったりしますが、池袋ではもう少しどろくさい感じでしょう。そういえば、まずいコーヒーを色とか濁りとかから「泥水」ということがあるけど、そんな感じなのかも)
セッションのタイトルは、このあたりから来ていたりします。
コーディングの掟(最強作法) 現場でよく見る不可解なJavaコードを一掃せよ! (開発の現場セレクション)(arton)
おかげさまで、「このコンピュータ書がすごい!2009年版紹介書籍リスト」にも顔をのぞかせていたりします。ありがとうございます。
が、あんまり良いことでもないわけで、たとえば外科医が「手術の掟——患者の腹はこうさばけ——」なんていう本を書いたら(題はふざけていても、内容はまともな手術のベストプラクティスですよ)それが医者の間で受け入れられてしまう(ジョーク本としてならともかく)というのは、患者にとっては悪夢ですね。
というわけで、プログラミング入門執筆の機会をいただけたので、次のように考えた(以降、常体で書く)。
まず、おれは現場育ちの技術者であって、系統立ってコンピュータサイエンスを学んできたわけではない。そのおれが書くのだから、それは走れる高速道路だ。(ただし、おれは専門の学問というのは本来の意味での高速道路だと考えているので、それを否定したいわけではない。たぶん、より帰納的であろうということのようだ、と自己分析してみる。)
ターゲットとして考えたのは、小学、中学、高校くらいの自分と、会社入って教育を受けていたころの自分あたりだ。それほど考え込まずに手を動かせること、ただしより深く追求するなり調べるなり考えたりしたければ、そのための検索のキーワードとなる用語についてはきちんと与えること。
あと、さすがにこれはわかっていなければ、話にならないだろうといった教養に類すること(の一部で例を示しやすいもの)、考えの導き方のヒント、そういったことを、テーマを絞ってプログラムとコードの説明と地で説明する。
したがって、1巻は、ハードウェアの最低限の説明から入り、プログラムの仕組みについて説明してから、変数、式、演算、逐次実行、分岐、関数をやる。手続きは、誰でも理解できることは歴史が証明している。
そこまでできれば、抽象化への道筋はできたことになる。
2巻は、ライブラリとは何かと、機能を調べるということから始める。抽象化として、データとデータの表現について、符号化のさわり、有限状態機械(ネットワークプログラマとしてのおれにとって、一番書きやすい抽象化の例)、そしてアルゴリズムと時間計算量まで、駆け足で終わらせる。応用するための基盤を提供する。その基盤のほうが、対症療法な掟より良いはずだ。
というプログラミング入門書にしよう。
というのを宇野るいもさんと一緒に作った。
プログラミング学習シリーズ Ruby 1 はじめてのプログラミング(arton)
Ruby 2 さまざまなデータとアルゴリズム (CD-ROM付) (プログラミング学習シリーズ)(arton)
(題がトークセッションの説明文の中の題と微妙に違うけど、書籍の題のほうが正しく内容を反映している)
で、なぜかそれと時期をずらしているはずなのに、同時期発売になってしまったJavaからRubyへの虹の架け橋、天橋立がある。
これは、また全然違う本で、すでにJavaでプログラムを書ける人に、Rubyをはどういうプログラミング言語で、どういう特徴があり、どう書くか。書き方はやまほどあり、%記法なんていうのもあり、ミキシンでダックタイピングでオープンクラスで、さてどうオブジェクトインタラクションを構成するのが良いのだろうか、ということをJavaでお仕事なプログラマでもあるおれが、JRubyエバンジェリストの高井さんと一緒に書いた。
というわけで、合わせて3冊を3人、さらに高橋さんという強力無比な進行役を得て、ライブします(と、敬体に戻る)。
ぜひとも、2月5日は池袋ジュンク堂においでください。
ジェズイットを見習え |
JRubyのコミット権は持っていません。
ごめんなさい、なんか勘違いしてました。
サイン会はありですか?
もちろん!
おぉ、サインがもらえるなら行こうかなぁ。
や、それは、嬉しい。お待ちしてます!
では、おいらも行こうw
ぜひ!