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日々の破片

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2009-02-19

_ ASR191

Ruby-1.9.1用ActiveScriptRuby(というActiveScript。パッケージではありません)をリリースします。

ダウンロードページ

ダウンロードページに注意がありますが、ASR191は、RScript19.dll、GRScript19.dllおよびholeb.hta(HTA版簡易OLEブラウザ)のみのパッケージで、Ruby-1.9.1-p*.msiに対するAddOnです。インストール先ディレクトリは、Ruby-1.9.1-p*.msiをインストールしたディレクトリを指定してください。

ASR191をインストールすると、Ruby-1.9.1プログラムフォルダに、holeb.htaというHTMLアプリケーションが登録されます。これは、ActiveScriptRuby(というRuby 1.8 パッケージ)のsoleb.rb(シンプルOLEブラウザ)のHTMLアプリケーション版で、RScript19.dllとRuby1.9.1-p*を利用して動作します。ソースはインストールディレクトリを参照してください。

なお、ActiveScriptRuby(という1.8用パッケージ)とASR191を共存させて、Ruby 1.8とRuby 1.9.1を使い分けるには、ProgID(HTAであれば、scriptタグのlanguage要素で指定する名前)に、バージョン番号をつけます。ASR 1.8は、バージョン1(RubyScript.1)、ASR191は、バージョン1.9(RubyScript.1.9)です。バージョンなしProgIDのRubyScriptは最後にインストールしたパッケージとなります。

_ 作法にしたがうということ(ケーススタディ)

RubyのWindows用パッケージ(うささんのzipやInstantRailsはプリミティブなので、以下の話とは合わない)には、ASR以外にもOne Clickなどがあるが、この2つについては、端的にWindowsの作法にしたがっているかどうかによる致命的な差がある。

ASRはきちんと作法にしたがっている。したがって、ASRとRuby-1.9.1の2種類のパッケージがネイティブに共存する。1.8を使いたければRuby-1.8スタートメニューからRuby Consoleを実行すれば良いし、1.9.1を使いたければRuby-1.9.1スタートメニューからRuby-1.9 Consoleを起動すれば良い。

しかし、One Clickは、よほど妙ちきりんなクラッジを駆使しなければ、1.8と1.9.1を共存させて、かつ使い分けさせることはできないだろう。

なぜなら、あの連中はWindowsをUnixか何かと勘違いして、環境変数にRubyのパスを設定しているからだ。ばかじゃねぇか?

というわけで、そのシステムの作法にしたがうということの重要性はマイグレーションが必要となったときに、顕著な差となって現れる。というか、PATH環境変数の設定を放置していて結果ラッキー。


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