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日々の破片

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2009-10-25

_ ジゼル

子供が生協のカタログで見つけて買ってくれとか言うので、いちおうアマゾンで見たら1000円近く安かったので輸入版を買った。コボーはアゴーだなぁとか言いながら観る。

コジョカルは狂乱するよりも深く悲しむ痛ましい感じの(ちょっと足りない子タイプのジゼル)で、小柄なこともあってえらく可哀そう。大柄だと大狂乱する(色狂いタイプのジゼル)できるので、演出する人はいろいろ踊り手に合わせて作れるから楽しい演目なんだな、きっと。

まあ、村娘のときは、どっちのタイプであろうと、一たび死んでしまえばふわふわしながら惚れた男をかばう不思議な生き物になるわけで、どこまでふわふわできるかがすべてなんだろうけど。コボーがすっと持ちあげてふわふわ、着地して動くとコボーがすっと持ちあげてふわふわ、息が合ったコンビってのはこういうことか、と見とれてしまう。うまいなぁ。

Giselle / [DVD] [Import](Alina Cojocaru)

ロイヤルって、見ていてオペラ座と比べると技術的にはぱっとしないというか、集団になると結構揃ってない。で、それは気づくのだが、大して気にならない(しかし気づく)ので、僕にとってはあまり重要ではないようだ。だが、気づくということは、そこが気になる人にはきっと気になるだろうな。

アゴーと言えば、ジェーンバーキンに代表される「イギリス女」のイメージなのだが、村の友人3人組みで一番上手な人が、すさまじいアゴーなエーベルバッハ少佐でなんとも困った気分となる。正面から映ると無理やりワイドテレビのせいもあるだろうが顔が全体の1/5くらいあるわけで、踊りはうまいのだが、きっと顔がエーベルバッハ少佐(なぜマンガの世界ではおもしろい連中はみんなといっても2人しか知らんが少佐なんだろうか)なのでプリンシパルになるのは大変なのではないかなぁとか、逆に技術は完全に見劣りしているのだが可愛いのが右側にいて、まあ技術力だけで評価されない世界ってシビアだなぁとか。

エロイカより愛をこめて 35 (プリンセスコミックス)(青池 保子)

何気なくアマゾンで調べたら現役続行中なのか。すげぇな。


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