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中ほどに10分以上あるザザがすごい。これ、曲に関して言えば、すさまじい名曲に聴こえる。
びっくりするほど甘ったれたバイオリンのソロ(だがそれが良い。何度かめの繰り返しはアマゾンで試聴できる範囲にも出てくる)に声(台詞)。女の子の声による応答。女声は末尾だけ節が少し乗る。子供は一貫して台詞。イラメーリカ。トトが不倫相手なのかな(っていうか子供がトトと言ってるんだから、お父さんって意味かも。何度も聴いていたら子供の名前がトトみたいだ。でもトトって男の子の名前のような)。イタリア語は聴き取れても意味はまったくわからない。サフェーテ。で、歌が始まる。タタータラララータという良くありそうであまりないストレートなメロディとか。特に子供の台詞と女声の歌が交互に入るのが驚くほど効果的だ。(この女の子のセリフが入る曲作りって、オルターネイティブミュージックにあったような。どうもそれが思い出されるのだが何の曲かわからない)。で、またヴァイオリン。それに合わせて子供のセリフ。盛り上がり。で、ショパン風のきれいなピアノソロ(子供が弾いているという設定らしい)が入る。フィニート、バチャーテミー。
エマーマで動揺するから、マーマはママだなとか。
聞いたことはないとは言え、日本でも数年前に国立でやったのかぁ。観たかったな。それにしてもラッキー! スキャンダルってのはおもしろ過ぎる(追記:しつこくいろいろ調べてたら、主人公は女優だから、スキャンダルで一稼ぎみたいな意味でのラッキーなんだな)。
で、CDも出ているようなのだが日本では入手困難で、amazon.comになってしまう。だが、CDではなく実物を観たいものだ(というか、映画で言えば50年代のダグラスサークのようなものだ。時代の波に呑み込まれて消えてしまったのが、その波が引いた後には浜辺に打ち上げられた珊瑚の欠片が目に入ってくる)。
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