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アバターを観に埼玉の山奥へ車を走らせる。
kawabataさんがツイッターで、まともに見るなら菖蒲町しかないと呟いていたので、そういうものかと思ったからだ。
駐車場が6000台とか、想像も付かないようなことがホームページに出ていたので、一体、どんなとこかと思ったら、びっくり仰天。
埼玉の山間に突然長方形のばかでっかな建物が横たわっていて、しかも中に入ると、いきなりアメリカのショッピングモール(それもビッグな部類の)がそこにあった。そこらにあるショッピングモールとは桁が違う。横浜のランドマークの全長を使ってショッピングモールにしたようなものだ。どれだけ広いかと言えば、東の端の店への距離が、西の端に近いあたりに出ている看板で「360m先」となっているくらいだ。ってことは、駐車場を抜きにしても全長500m近いはず。しかし、買いたいものがあるかと問われると、ちょっと首をひねらざるを得ないような。でも、ちょこちょこと買い物したりしてみたり。
それはそれとして、いくつか不思議な構成に気づく。
まず、客単価が高そうな店が1Fの中央付近に固まっていること。2Fや3Fでも比較的、そういう傾向がある。一番、大衆的なフロアが2Fで、3Fがそれに続く。
駐車場への車の分散のための戦略かなとか考える。
で、映画館がとんでもないシネマコンプレックスで、12面くらい持っている。どうりでとんでもない数の映画の看板が出ているはずだ。
で、アバターだが、中央の予約席はほぼ満杯(というか最後の3席を確保したわけだが)で、中央後部以降はほぼ満杯、でも前列のほうは比較的空いているという、つまりみんな3Dを堪能しに来ているのだな、という調子だった。
それにしても、以前の3D映画につきものの「飛び出す」という形容が一切使われていないことに、えらく納得した。これは「飛び出す映画」ではなく、「映画」なのだな。
アバターの2重構造がおもしろい。
映画の中では、人造生物(人間のDNAと現地人のDNAを融合させて造ったというような説明だったような)を人間がアバターとして操作する。
映画の外では、(人間のモーションを抽出したらしき部分と、計算でつないだような部分と、完全にアニメーションとして描いた部分が混ざっているように思える)CGが人間のアバターとして演技する。
The ART of AVATAR ジェームズ・キャメロン『アバター』の世界 (ShoPro Books)(ピーター・ジャクソン(序文))
何故モラージュ菖蒲か? ――iMAX3Dだから。かつ、川崎と異なり音響もIMAXデジタルサウンドだから。アバターを観るということ自体が、歴史的体験なんだから万全の態勢で望もう。
時間はモラージュ見学(別の映画を観るのもありだな)で潰せるので、予約出来ないなら午前中に行って現地で直ぐに席を確保しよう。
駐車場は、映画待ちの間にモラージュ見学で往復する事を考慮すると映画館に近いブルーがおすすめ。グリーンにした(久喜から12号で行くと入りやすい)ため、2往復になって疲れた。広いよ。
眼鏡がペコペコしてる――言ったら替えてくれた。
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