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映画が始まるまでの間の時間つぶしに適当に本でも買おうとブックファーストに行ったので、黒後家蜘蛛の会の1を探したが置いていない。
で、気持ちの悪い表紙の本が平積みになっているので手に取った。
カバー裏に、ある日物置で蟲を食べる気持ちが悪い生き物を見つけたとか書いてある。ケッチャムの本みたいのだったら読みたくはないなぁとか思いながらひらひらさせているとカーネギー賞がどうしたとか書いてある。ではケッチャムってこたぁなさそうだ。
でも一体なんなんだろう? とやはり不思議なので買って読み始めた。
赤ちゃんが生まれたからおそらく以前の家が手狭になったので、引越したらしい一家の長男視点で物語ははじまる。それほど裕福ではなさそうで、老人が孤独死した家なので安く借りられたらしい。件の物置というかガレージは得体の知れないものと死骸とゴミが詰まっていて、おまけに柱も壁も床も腐っていていつ壊れるかわからない危険地帯。隣の家には鳥の絵を描く典型的が大嫌いな女の子が住んでいる。赤ちゃんは未熟児で半分天国で暮らしたままこの地上にしっかりと足を下ろしていない状態。父親は一生懸命に家を修理しペンキを塗り……と働きまくっているがなかなか家は住みやいとは言えない状態で母親は疲れ果てている(が、子供に対する愛情は失っていない)。
さて隣の家の女の子に呼ばれて何やら秘密を見に行くところまで読んだら時間となった。一体どういう話なんだ? と興味は尽きないのでとりあえずこれを先に読むことにしよう。
肩胛骨は翼のなごり (創元推理文庫)(デイヴィッド アーモンド)
(追記:読了。これは児童文学だな、とか思ったら後書きにそう書いてあったというか、カーネギー賞ってのがそもそも児童文学対象だった。まあ、鼻につくところは隣家の母娘とかいろいろあるけど、そんなに悪くはなかった)
たぶん、題名から天使のやつを想像したから興味を惹かれたのかも知れない。
まったく関連はなかったけれど、それは当然。
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