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1週間前くらいに読了した。チュートリアル的な章なしで頭からお尻まで通して読めるという点で「実践」というのとはちょっと違うかなという気もするが、それはそれとしてワークフローの章がやはり白眉だったかな、と思う。
タイポの続き。(まだ、サポートページは無いようなので、ここで公開)
P.273 「見立てを変えたことで」→「見立てを変えたところで」
(このタイポは日本語ならではでちょっと面白い)
P.291 SEACRET → SECRET (のタイポだと思う)
P.311 「ライブラリ使い方」→「ライブラリの使い方」(あと、文のつながりが今ひとつに思える)
P.322 「説明しまし。」→「説明しました。」
P.397 「表11-9」→「表11-10」
(おれもやってしまうが、後から表番号をふるので本文と微妙にずれてしまう問題かな)
P.408 「呼ばれるます」→「呼ばれます」
(内容的にはどんどこおもしろくなってくる出鼻を挫く不思議語尾。おそらく、この内容の興味深さから、ごく初期に執筆していて、それは常体だったのを後から敬体に変えたための修正漏れとおれは読んだ)
P.433 「表12-3」→「表12-4」
(この節を読んで、C#でもLINQを使い倒すべきだなと感じたので、結構おれ的には重要な個所)
実践 F# 関数型プログラミング入門(荒井 省三: いげ太)
読後感としては、この本は不思議な本だ。他の関数型の本とは雰囲気があまりに異なるからだろう。要するに、何も構えていないというか、技術者目線に徹しているから(他の関数型の本はおれにはどうも研究者目線というかある種の構えが入ることが多いように(ふつけるにしても)感じる)だと思う。ただ、あまりにも普通の技術書なので、逆にこれを読んでも(まったくの初めてだと)何もアプリケーションは開発できないんじゃないかと感じる。というか、さてどうしようかと(が、別件が少しずつ積まれたので、しばらくはF#では遊べないのであった)。
ジェズイットを見習え |
フィードバックを有難うございます。サポートページは、準備中なので、準備できたら、反映させていただきます。<br>「他の関数型の本とは雰囲気があまりに異なる」のは、私といげ太さんが目指したものです。ご指摘のように既存の関数型書籍は、数学というか論理学という前提知識をベースに記述されているように感じていて、この雰囲気というかが、関数型を知らない人にとって超えるべき大きな壁になっているように感じていました。この点をクリアーしようと、二人が格闘したので約1年と9ヶ月もかかりました。実践というタイトルは、ご指摘の通りだと自分でも感じていますが、商業的にそうならざるを得なかったと考えています。