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後で観るかも知れないオリンピックの開会式だけど、ここぞとばかりにティム・バーナーズ・リーを出してきたというので、びびる。そんなものを出されたら、打つ手なしだね。
でもなぜそう感じるかといったら、ザ(ジじゃないのか?)インターネットという器よりも、TCP/IPという経路制御よりも、WWWという応用が圧倒的だからだ。
で、東京オリンピックで、同じように世界の連中に、あーそれはお前の国だったのか! と思い知らせられるような開会式をやるとしたら、どうすれば良いのだろうか?
2つしかないよ。知っているか知られているか、万人がどうかは、どうでも良いけど、しかも、売れそうなものだよな。
とすれば、2つしかないじゃん。
1つは京都や奈良をはじめとする、不可思議な歴史と妙な建造物や行事。
1つはクーーールジャッパン。
まず、開会式の会場は、ブレードランナーやバットマン(ゴッサムシティがNYなのは承知でぱくる)からいただいて、未来都市トーキョーだ。
秋葉原のダイビルを中心にして、そこに細菌兵器や中性子爆弾が降り注いで廃墟となってから100年後、そこにすみついた奇妙な連中が生活している場、という光景を再現する。
で、なぜかそこに集英社(小学館)が著作隣接権をフル解放して、NARUTOや悟空とかのコスプレ大集合。
そこに半分埋まったヤマトや、(猿の惑星からぱくった)半分埋もれたガンダムが、聖火が灯るや、いきなり地面を割って雄姿をあらわす。空を飛んだり、のしのししたり暴れまくる。オームの群れがなだれこむ。
宮崎と冨野という爺さんが映る。
そこに、使徒襲来! 中堅(中年)が登場だ。
そこにゴジラ(過去の亡霊)が走りまくる(なぜかハリウッドゴジラになっている)。
が、見よ! 奈良と鎌倉から大仏がなだれこんできて、戦闘が始まる。コンテンツ資源に対して観光資源が真っ向から挑む。
NARUTOコスプレ軍団の行く手をはばむは、阿波踊り軍団とねぶた巨艦軍だ。そこを割って入るはおかげ参りじゃええじゃないか。
こういうのをARを駆使して展開する。ARのための機材にはすべてSONYとかPANASONICとかがバカでっかく書いてある。
会場をお茶くみASIMOが行きかってドリンクサービスしまくる。トイレはTOTOとINAXが総力を上げたウルトラハイテクハイタッチな摩訶不思議な何かだ。
なお、日本製のテレビを買うと(B-CAS++という日本製テレビだけについているカードがうまいこと制御してくれるので)、世界どこでも3Dで体験できます。
追記:もちろん、会場の売店は全部が全部、執事とメイドがサービスだ。ネコ耳とエルフも用意しておく必要があるけどな。
ジェズイットを見習え |
なにこれ観たいwwww
はじめのほうの「不可思議な歴史と妙な建造物や行事」というのは、まさに長野五輪開会式がそうでしたね。<br>諏訪の御柱祭りやら正月飾りの道祖神祭りやら。(伊藤みどりのヒミコさま?とか)<br>長野県民でもなければ、なんじゃそれ? なところも多かったのではなかろうかと。
事前の刷り込みとかちゃんとやらないとビジネスに結びつかないから、できるだけステロタイプでやらないと(花魁道中を書き忘れていたことに気付いた。あと、会場の忍者サービス(ASIMOより速いが不気味)か)後が続かなくて長野みたいに印象に残らなくなる(というか、まったく忘れてました)かも。
2020年東京オリンピックは『AKIRA』の設定だから東京湾にネオ東京を!(廃墟もあるよ!)
もう未来になっちゃったか。