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ネコの爪とぎをいろいろ試してみた。というか、1つあれば良いかと思ったが、人間がいて落ち着いてしまう部屋にいると、それなりにカリカリしようとする。トイレや餌皿は置いてあるところまで行ってくれるので、爪磨きも同じようなものかと思ったら、さすがに爪を磨くためにわざわざ設置した場所へ行くってことはないようだ。
それで、何か所か拠点になるところに置くことにしてみた。で、どうせ買うならいろいろ試してみることにしたのだった。
最初に購入したのは、段ボールハウス。
ボンビアルコン (Bonbi) キャットスクラッチハウス(-)
これは値段が手ごろだし、上に乗って遊ぶし、中に閉じこもって遊ぶし、がりがりするし、相当良いものだと思う。段ボールなのでくずがでまくるけど、それは家の床下相当の場所に溜まるので捨てるのも簡単だ(周りには飛ばない)。
難点は、存在感と、組み立てに使うプラスティックの留め具がかっこうのおもちゃとなることだ。とにかく気付くと外そうとするし、きつく締めてもいつの間にか外してアイスホッケーみたいにして遊んでいる。飲み込めそうなサイズなのでおっかない。
それで、今度は部品が少ない、洗濯板の小型版みたいなのをイオンで買った。むき出しの爪磨きなので、クズが出そうにない木製のやつにした。
が、どうも子猫には硬すぎるのか、いまいち使われない。趣向を変えて縦置きにしてみようかと思ったが、壁や柱に釘を打つのは抵抗があるし、ちょっと手を伸ばせばそちらをガリっとやってしまいそうで怖い。というわけで、なんか置いてある状態となっている。
むしろ、横に置いてある、妻のステップボードのほうが人気だ。
(表面がざらざらして、適度な弾力性があるものを、自分たちの爪磨きだと認識するようだ)人気があるのは良いが、がりがりされても困るので、カバーをかけて防御することになってしまった。
さらに子供の部屋にも設置するかということで、これまでの経験から、ハウスは大きすぎるし、段ボールはクズが出るし、木は固すぎる、はて困ったというところで、たださんが麻を導入しているのを読んで、麻のを購入(これもイオン)。
これは不思議な状態で、爪も磨くが、しょっちゅう座布団にしている。よほど気に入ったのか、昼寝をしているときもある。最初、またたびのせいかと思ったが、子供にきくと、見てすぐに爪研いでいたからまたたびは塗ってないとのことだ。
しかも、座布団認定なのか(時々は爪も研ぐけど)、横のほうの壁を引っ掻こうとしたりもする。縦置きのを導入したほうが良いのではなかろうか?
というわけで(イオンへ行く余裕がしばらくなかったので)、アマゾンで柱状のやつを適当に選んで購入した。
フラップ キャットスカイタワー Pole アイボリー GC-203(-)
なんか安定していそうだし、背伸びをしているネコの写真がバランス良く撮れているので、スペックを読まなかったのが運の尽きであった。
家に帰ったら巨大なオブジェが部屋を占拠していて仰天した。
妻が組み立てておいてくれたのだが、想像と全然違うでかさだった。特に設置面積がでかい。
その代り、相当安定していて、2匹で飛びかかったり、先端からジャンプしたりしても、多少揺れる程度で不安感はない。で、見ていると楽しそうだから良いことにしたけど、部屋がずいぶんと窮屈になってしまった(というか、おれの部屋には爪とぎハウスがあるから、2つ目はいらないのだが、他に置ける場所がない。それにしてもリング脇に設置しておくと、悪役レスラーが場外乱闘時に使ったり、イェーガーがタンカーの代わりに使いそうなサイズだ)。
材質は人間が触るとちょっと痛いくらいにささくれた木綿の紐をぐるぐる巻きにして鋲で止めたもので、底と頂上はフェイクファーでもしゃもしゃしている。爪を研ぐというよりは、よじ登って遊ぶ道具のようだが、それでも時々、伸びをしながらガリガリしている。
で、もう1個別のやつも注文してあったのも届いた。
こちらは絨毯を試してみた。サイズも予想通りの平均サイズ(一回り大きいかも)なので、予定していた場所へ設置した。
B00ECYSEWQ
割高だが、両端にしっかりした滑り止めが付いているので、立てかけて使えるのがミソなのだ(最初に書いたように釘で壁にぶら下げるのは嫌だからだ)。
どうも両端の滑り止めとそれを付けるためにしっかりした枠を用意したせいでコストがかさみ、これに麻や段ボールを組み合わせると、競争力がない価格となるので、絨毯と組み合わせておしゃれだから高価というコンセプトにしたみたいだ。見るからに絨毯なので、猫も最初は戸惑って、これなんだ? 研いでも良いのか? 状態だったが、引っ掻く真似したら、上に登って行った。ちょっと違うが、しっかり立てかけられているからおいおい研ぐようになるだろう。
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