著作一覧 |
2~3か月前になるけど、@yuumi3さんから『作りながら学ぶReact入門』をいただいた(サポートページ)。どうもありがとうございます。で先日読んだが、ちゃんと紹介しておくことにする。
ちょうど、Reactも見ておこうと考えていたので良いタイミングだった。
で、読み始めたら、単にReactの入門というだけではなく、現時点のJS(フロントエンドと言ったほうが正しいかな)開発についての目配せがされていて、僕にとっては、それ以上に良いタイミングの本だった。
読者はMacを使っていることを前提としている(一応Windowsとも書いてあるし動作確認はしているみたいだけど、Macのほうが良さそうだ)。
エディターを用意して、Node.jsを入れて、npmを用意したところで、3章に続く。
3章になると、モダンJS開発環境の解説となって、(2章で用意したNodeJSとnpmは当然として)webpack、Babel、ESLintと説明があり、4章でES6の説明となる。
説明は(いろいろな面からおれにはできない)平易な解説というやつだ。読みやすい。
4章の最後はセミコロン無しの勧めで、これは正しいと思う。というのは、1年くらい前から、おれはstandard JSを使うことにしたのだが、結局、セミコロンが必要なのは、妙な書き方をするから必要なのであって(JavaScriptのおもしろさだか続きだかでおもしろがった記憶がある)1行1文であれば別にいらないわけで、書かないと決めれば、そのほうが遥かにきれいに書けるからだ。
ここまでで2/5くらい。
5章がJSXで、ここから本格的にReactの世界(といってよいのだと思う)となるわけだが、ここまでのモダンJSの解説だけでも読む価値(というか、実際に試したわけだが)があった。で、6章7章でコンポーネントを使ってReactのReactなところを過ぎると8章がテスティング。E2Eという言葉はフロントエンド開発エンジニア用語なのかな?(この書き方はおれには初見だった) テストに使うのはMochaというやつで、これもおれには初見。E2EではSeleniumが出てくるので、これは変わっていないのだなと思うと、Seleniumは環境構築が厄介だとして、Nightmare(名前からはこっちのほうが厄介そうだが)というのが使われることになる。
で、最後にこの先へ進むには、としてRedux、Flowtype、React Nativeとかが紹介される。
試しながらでも短期間で読めるし(土日の2日で終わらせようと思えばできる)、上で書いたようにモダンなJS開発の一通りが出てくる(他にもあるかも知れないが、おれには十分だと思えた)ので、JSの入門、再入門には良い本だと思った。
ジェズイットを見習え |