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妻がスノーデザート雪花というのを買ってくれたので、毎晩ガシガシ山ほど買い込んだキッコーマン(いつの間にか紀文ではなくなっていてなぜだろうと調べたりしてここも結構おもしろかった)の豆乳のブリックパックから1つ選んで削って食っている。
何しろ山ほど種類があるというか、意識してみたら驚くほどいろいろあっておもしろい。
キッコーマン豆乳 200ml各種詰合せ 36本セット(12種類×3本づつ) 常温保存可能 (-)
雪花というのはぷにゃぷにゃのプラスティックというかポリエステルみたいな材質のおもちゃで、凍らせたブリックパックがすっぽりおさまる持ち手を上から押さえつける強力スプリングがついた押さえで押し込みながら、手動でカンナの上をすべらせると、しゅるしゅるかき氷が作れるというすぐれものなのだ。スプリングがついた押さえの案配が良いみたいだな。あと、不思議と安全設計なのか刃には凍らせた豆乳以外は当たらないようになっていて、空になったらスプリングの押さえが刃に当たるのではないかと思っていたら全然そんなことはない。
で、気分よく電光石火、電光石火と歌いながら削っているのだ。
ただ、狭い範囲をシャカシャカ単純な動作を繰り返すさまが、まるでウォール街の成功したマーティン・シーンが念願の自動寿司マシーンを買ってくるくるくるくるせせこましく回転させているところみたいで、物悲しくもあっておもしろい。
妻と二人で成功の象徴がくるくる回しかよと爆笑したのが忘れられない名シーンなので、いやでも意識せざるを得ない。
というのはどうでも良くて問題は小豆なのだ。
メロン、バナナとか実に気分よく削れるのだが、一昨日選んだ小豆は最悪だった。
B07T591WB9
これが硬いのなんのって、全然、シャカシャカ気持ちよく削れない。とにかく硬くてひっかかるのなんのって。ガリンコーうんうんガリンコーうんうんみたいな感じだ。もちろん電光石火でもないし、マーティン・シーンのくるくるでもない、ほとんど重いコンダラのようだ。
で、早くも刃がダメになったのかと暗澹たる気分になったわけなのだった。
ところが、昨日取り出した(上から適当に取り出すので何が出てくるかはわからない)アーモンドはまたしてもバナナやメロンのように電光石火の超特急でシャカシャカ削れる。
はて一昨日のあれはなんだったんだ?
で、今朝目覚めて思いついた。
世界で一番硬い食べ物と評判の井村屋のあずきバーだ。
まったく理由も理屈も想像がつかないが、小豆汁を冷凍するととてつもなく硬くなるに違いない。
あずきバーが世界で一番硬いのなら、豆乳のあずきを削るのが地獄でもそれほど不思議ではないかも知れない。
それにしても不思議だが、2度と豆乳の小豆は雪花用としては買わない。やはりメロンやバナナが最高だ。
追記:
おぎじゅんから、井村屋にも専用機があると教えてもらった。
こっちはハンドルクルクルなのでますますマーティン・シーンっぽいが、小豆の硬さには絶対ハンドルのほうが有利だな。
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