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妻となんか動物園の思い出話になって、大人になってから衝撃を受けた2シーンを備忘のために残しておく。
荒川遊園地の動物園: 子供が生まれる前に妻と行って、生まれて初めて観覧車に乗って恐怖を味わったのだが、動物園のほうのアライグマが最高におもしろくて今でもときどき思い出すし、語り草になっている。
アライグマは檻の鉄柵(だと思うが金網かも知れない)の手前に来ていて、こちらは檻の手前の人間用の柵から見ている状態。
アライグマ舎の鉄柵の下が溝になっていて水が流れている。
で、アライグマは何かを探していて、見ていると何やら地面に落ちていた黄色いものを手にした。どう見ても糞だが、それを一心不乱に洗い始めた。
おお、アライグマって本当に洗うんだな、とびっくりすると同時に、あれ? 食べ物を洗うわけではなく、なんでもサイズが合えば洗うのか? と思う間もなく、糞は溶けてしまって無くなってしまった。溝は黄色く染まっている。
するとアライグマは呆然としたあとに、いきなり右手を振り上げて水をパシッと叩いて奥へ引っ込んでしまった。なんで無くなるんだよ! と怒ったとしか思えん。
以後、荒川のウンコアライグマが、妻との間で暖簾に腕押しのような意味で使われる言葉となった。
井の頭自然文化園: 子供を連れて行って、ヤマアラシの山を見ていたら、3匹くらい連なって行進している。ぐるぐる塀の回りを回り続けている。時々コースを変えるのだが、隊列は乱れない。つかず離れず隊列乱さず大行進なので、どういう習性なんだろうと不思議に思う。後で調べても縄張りの見回り行進をするというような習性は書いてないし、発情して追っかけまわして結果的に大行進になるというようなことも出ていないし、今でも不思議だが、少なくとも20分くらい見ていた間はずっと行進していた。
なんかそういうものなのかな? とその後、数回行ったときにヤマアラシを観察するのだが、以降、2度と見ることはなかった。
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