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日々の破片

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2022-02-23

_ バナナハートを食べる

たまにジャックフルーツのようにあまり見かけない食材を売っているワイズマートにバナナハートというこれまた見慣れない果物(コーナーにあったからそう考えたのだが、食べ物としては果物ではなく野菜だった)があったので買ってみた。

498円なり

店員さんにどうやって食べるのか聞いたら、細かく切って炒めて食べるみたいだけど良くわからん(それ果物じゃないじゃんと思った)とか言われてますます興味が湧いた。

で、家帰ってから調べると、どうも要領を得ない。最初はバナナをハート型にくり抜く記事ばかりがヒットしてまったく役に立たず、そのうち、酢にさらさないと変色するとか面倒なものばかりが出てくる。

最終的に妻がYoutubeにフィリピンの人が上げていた調理法を見つけたので、それを参考にすることにした。

で、とりあえず赤い皮を剥くと下のほうに萼が並んでいた。

まるでブックマッチだ。

剥いても剝いても萼が出てくるのには驚いた。バナナってたくさんなるのはバナナワニ園で見て知っていたが、なるほどこれがバナナになるのだな。

皮の色から赤味がとれはじめると、萼も白っぽくなってきてちょっとおもしろい。

とにかくモヤシみたいに大量に採れた。

で、試しに1つ2つ食べたら信じられないほどエグい。というか食べ物ではない。これがバナナになるとはちょっと想像し難いものがある。

で、とにかく塩揉みしまくる。途中から水も足して塩揉みしまくる。

試しに1つ2つ食べたら、エグ味も多少は取れた感じになった(そこまでやって、やっと生のウドくらいのエグさ)ので、これなら炒めたら食べられそうだ。

次に、皮が素直に剥けなくなってタケノコみたいな感じになったほうを茹でる。面倒だから数分で良いや(こちらは刻んで萼といっしょに炒めるつもり)。

白いバナナハートの中身

半分に切ったらまだまだ萼がたくさん入っていた。

バナナハートの唐竹割

が、皮を食ったら結構固い。で、しょうがないからさらに少し剥いて(茹でたら剥きやすくなった)から、刻む。先端は美味しそうだから少し大きめに残した。

フライパンに油を熱してショウガと玉ねぎを刻んだのを炒めて甘みを出す。というか、バナナハートがエグいから玉ねぎの甘みがとても重要なのだろう。

さらに塩揉みした萼と刻んだ残りを入れて炒める。

できた。

バナナハートの炒め物

(このサイズが10杯分以上)

不味くはない。がやはりエグ味は残っている。

なんか、バナナ以外の作付けを禁止されているバナナ農園の奴隷が、果物のバナナ以外のおかずというか食事に甘くないものを食べたいときにしょうがなく食べる料理という感じがしないでもない。正直なところ、モヤシで作ったほうが美味しい。

が、山ほどできたので、がんがん食べているうちに、逆に多少残っているエグ味に魅力を感じてきた。なるほど食用にしている人がいるだけに、これはこれで美味しいものだ。ただ、日本の豊かな食材の前にはリピートする気はおきないかなぁ。


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