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兼子さんの事務所に置いてあったポップアップという、飛び出す絵本の教科書を見る。おもしろい。
実物で学ぶしかけ絵本の基礎知識ポップアップ(カーター,デビッド・A.)
最初にえらく複雑でどでかい何かが飛び出す。これが目標ということだな。
次のページから、個々の技法のサンプルが始まる。
最初は1ページに2つ。
対称的なテント、非対称のテント、立方体、直方体とか、そんな感じ。実物と、どう折り曲げて組み立てて、どこを糊代にするかとかが丁寧にサンプルと同時に説明してある。
次にめくると、6つに増えている。かまぼこ型とか。音が出るポップアップ(ぎざぎざを使って紙でギロのような効果)とか(これはさらに次の2ページかも)
さらに、引っ張りもののページ。回転する歯車とか渦巻き効果の出し方とか。裏側がどうなっているか見られるように2重になっている内側からも観察できるようになっている。
簡単なものから複雑なものへ向けて、基礎的な技術から複合的な技術、ある効果を得るための実装パターン。
本をプログラムするための本だ。
最後のページでは、構想し、デザインし、実装し、仕上げるまでの全工程を写真で解説。すげぇ。
こういうのが作れればいいなぁ。
もちろん技術がわかったからといって、サブダになれるわけではないけど、それでも、こういう教科書があって、サブダがあるとは言えるかも。
Alice's Adventures in Wonderland (New York Times Best Illustrated Books (Awards))(Carroll, Lewis)
(ラストのトランプの群舞は、書物による表現の極北)
追記:最初、サブダの書影が出なかったのでパッチを投げた。投げた場所があっているかよくわからないけど。しかし、上の楽しい書影をみると、0じゃなくてlastのほうが良かったのかなぁという気もする。
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