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元々は、pigeonとdoveって何が違うのかなぁという疑問から始まった。
もちろん、プリンスを聴いていたのだった。
それにしてもこれは傑作だなぁ、とつくづく思うのであった。しかも、ビートに抱かれてだかI DIE 4 Uだかが、人気ゼロの駄作扱いだったり(もちろん映画の中での話だ)。だが、レヴォリューションズのかっこ良さも含めて、おれはこれが好きだなぁ。1999よりもパレードよりもバットマンよりも好きだ。
そこに、パティ・スミスのは雰囲気があるという話が耳に入る。
ランド(1975-2002)~グレイテスト・ヒッツ(パティ・スミス)
うひょー、パティ・スミスがパティ・スミスの歌以外の何物でもない鳩が鳴くときを唄っているというか語っているというか。
そこから、iTSで曲名検索すると、カバーがヒットしまくることを知る。
知ったからにはクリック猿にならざるをえざる。で、ござる。
そして、ばかっぽいボサノバっぽいおされなカバーを知ってしまう。
Nadeahというアーティストの作品だ。
で、そりゃなんだと見てみると、愛しのホーリーウッド(Holywood, mon amour)というアルバムが出てきた。
アーティストはまったく知らないが(というかアルバムはアマゾンにも出ていない)曲は知りまくっているのばかりだ。
Hollywood Mon Amour(Hollywood Mon Amour)
(あった)
ブロンディのコールミー(つまりはジャストアジゴロ)とか、ボウイのキャットピープル(ナスターシャキンスキーバージョン)とか、アメリカじゃないよ(雪男のやつ。パットメセニーとボウイ)とか、坂本龍一の禁色(戦場のメリークリスマスだな)とか、アビュートゥキル(デュランデュランだがこいつは映画は知らないなぁ)、ドンチュー(シンプルマインズのセントエルモスファイアだったような)とか。フットルース(ケニーロギンスの歌なのか、本当に? このアレンジは何がなんでも違う曲なような)。というわけでこりゃすげぇや。
どれもこれも見事なまでに骨抜きのポップミューザック化されている。
すべてのエモーション、あらゆるスピリッツ、しびれるようなソウルを、完全に抜き去った、魂のかけらも感じられない完全無欠な珈琲店音楽。
さっそく、ダウンロードして(ダウンロードして、ダウンロードして、ダウンロードだぜ)聴きまくり。あー、五臓六腑がへろへろに腑抜る心地よさ。
ぜひ、原先生にもこいつを楽しんでいただきたいものだ(とっくに聴いてるかも知れないけど)。
追記:何度も聴いてつくづく理解したが、元の音楽が腑抜ていれば腑抜ているほど、違和感がなく、素晴らしい。つまりアーサーのテーマ(クリスクリストファーソンとは全然異なるクリストファークロス)。これもNadeahというアーティストだ。
追記:ヌーヴェルヴァーグなのか。
さらに追記:拠点(買わなくてもほとんど全部聴けるところがおもしろい)。via Antenna.blog(購読しとこう)
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