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ひさびさに原宿で飯でも食うかとうろうろしてたら、チェコ料理の店の看板を見つける。チェコ料理というのは食ったことがない。したがって、そこに入る。
で初見だけど間違えようがないひなぎくを観ることになったのであった。
おしゃれな女の子二人が、モンタージュの合間におどけたり飛び跳ねたりうろうろしている。プラハの春の国なのだな(まだ、春は来ていないが、その到来を呼び寄せるためのお祭り騒ぎなのかなぁとか思うと、実は物悲しい)。最後は、なぜか労働に目覚め、テーブルの上で、幸福って言いなさい、というセリフ。終わりが見えていたのかも。それは見えるだろう。ブレジネフが1964年、ひなぎくが1966年、プラハの春が1968年。また、パラジャーノフの同時代人、同体制人というのがすけてみえるコラージュのオンパレード。
味付けは好みに合う。ビールは飲まないからわからないけど、ビールも売り物のらしい。ジャガイモのお好み焼きというかオムレツというかに、ピクルスのソースがかかっていておいしかった。
客単価は2000円程度なので、あまり気軽に入れるというわけではないが、そのわりに月曜日にはチェコアニメの日なんていうのがあったり、おもしろい。カエルの台所用品とか。
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