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最近、生まれて初めてPHPというプログラミング言語を使ってWebアプリケーションを作っているのだが、いろいろ思うところがある。
おれは耳年増だから、Webアプリケーションをなめるなとか、PHPには「教官」までしか感じない。というような物言いは知っていたわけだが、びっくりするくらいその通りだった。特に弾さんのはまさにその通りだと思う。
しかも、使ってみてわかったが、表現力は相当に高くて、異様に簡単なCみたいな感じだ(が、関数ポインタは無い)。
そこがVBとの大きな違いで、いかにもまずい感じがする。
つまり、VBでは何もできないのに対して、PHPではWebアプリケーションがそれなりに作れてしまう、しかも何も考えなくても。というか、何も知らなくても。
これでは、確かに<?php echo $_GET['foobarbaz'] ?>とかそこら中に出てくるWebアプリケーションが出てくるだろうな、と思う。
しかもマニュアルが結構できが良い(もう少しサンプルがあるほうが良さそうだが、ディスカッションが入っているのは良いところだ。きっとspamとの人知れぬ戦いがあるのだろうけど)。ひさびさにオブジェクト指向ではないプログラミング言語に出会ったが、それなりにCみたいにオブジェクトを第1引数に指定するプログラミング言語なので、マニュアルを調べるのもそんなに面倒でもなかった。
で、結局、この適当に誰でも容易にWebアプリケーションが作れてしまう感がPHPの問題点なんだろうな。確かになめるなと言いたくなるような言語ではある。またつまらないといえばつまらないのだが、実用言語としては確かに優れている。
RailsによるアジャイルWebアプリケーション開発 第4版(Sam Ruby)
(たとえば、Railsを完全に手ぶらで使い始めるのは相当に難しいだろう。なので、こういう本を読むことになる)
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