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帝国劇場でミュージカルのルパン。
ルパン(というか綴りからはリュパンのような)は小学生の頃、子供用にホームズとルパンがそれぞれ確かポプラ社からたくさん出ていて、読むわけだが、どうもホームズと比べて良くわからなかった(というよりも端的つまらなかった)記憶がある。考えてみれば、ホームズは推理小説だが、ルパンは冒険小説だからだ(が、似たようなシリーズなので推理小説のつもりで読んでいたのでつまらなかったのだろう)。唯一覚えているのは、チョークで壁に落書きしている浮浪者を見つけたガイマールが追跡すると、彼をおびきだして相談するためのルパンの変装だったというエピソードと、奇岩城の不思議な造形くらいだった。とはいえ、観ていて高校生探偵イジドールが出てくると、そういえばそういう登場人物もいたなぁとかは思い当る。
どうでも良いがイジドールと聞くと、苗字はデュカスだろうと条件反射で考えてしまうのだった。まあ伯爵だし。
曲はモザールや1789のアティアで(だから観に行ったという面はある)特に1幕最後の曲が良かったし、クラリスの曲はだいたいどれもアティア調で悪くない。
蝶ネクタイが気球に化けてスポットライトで幕に月の中にルパンのシルエットのような演出は好きだ。
2幕目で敵役のマジパンのおいらはルシフェルの歌の中学生のような歌詞がうける。
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