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マルクスを学ぶのならマルクスを読め。エンゲルスやカウツキーやプレハーノフは読むな。解釈を読めば解釈者の色眼鏡の色がつく。いずれにしろ色がつくなら、自分の色程度にしとけ。(というより、元の意味はエンゲルスやカウツキーに対する――俗流という――批判なんだろうけど)
論語読みの論語知らずという強力なカウンターパンチもあり、
群盲象を撫ぜるという現象も良く見られる。っていうか、マルクスってのは題材だなぁ。 というわけで、
すごく情報が少ないんですね……
今日(昨日か)は木に登るところを見られた。しかし滑空はだめだめ。
注)上っ面だけの放言なんで鵜呑みにしないでください。しかも、まとめてないし、推敲もしないから読みにくいと思うし。
EAの階層構造(ビジネス―データ―アプリケーション―テクノロジ)って、士農工商(マッピングを正確に行うと、士農商工のような)みたいだな。
データ(概念DBであって、RDBかどうかは実は問題ではない)>>>>アプリケーション(抽象的なビジネスロジック)>>>>>>>>実装(実はRDBへのマッピングはこのレイヤー)とか。DOAな人はビジネスと話すから、おまいらは下の2つをやっとけとか。
というか、特にデータ総研のロジックはビジネスと相性が良いんだよね(まず言葉―ボキャブラリー―がビジネスとほとんど一致してるし)。
・システムを一新、大いに結構ですな。でも、帳票は変えませんよね?
・レポート重要ということで
・数字を見てナンボですな。
#ビジネスの本質ってのはなんなんだろう?
さらにDOAと言ってもデータ総研のはちょっと米国流とは違うらしい(米国流のDOAっていうのは、QC->6Σみたいな一種の逆輸入らしいんだが僕にはそのへんの知識は無いので、怪しい)。
で、寿命というのを考えた場合、DOAの主張そのものは正しいと考えられる。特にエンタープライズに進むほど。たとえば、給与の査定方法(アプリケーション)が変化したからと言って従業員を示す概念データそのものは変化しないでしょ? と言われれば、Yesと答えることになると思う。同様に、モルタルにクリックを加えても、概念データにまで影響は及ばないよね? と言われれば、やはりYesではなかろうか。
EAが、変化する部分と変化しない部分の切り分けをつけて、as is(現状)からto be (理想)の情報システムへ漸進的に進化(というよりは改良とか改革だな。進化というのはもっとビジネスのような根底をがらっと変える様子を想像させる)させるための分析(というほど科学的なわけではない。むしろ企業―その後ろの株主―に対するIT投資に対するコンセンサスのための資料)を目的としているわけなので、ここにDOAがまた主導権を取るための分野がある、と注目が(再度)集まってきているのは無理からぬことだ。
で、この流れからいけば、DOAがEAと親和性が高いこと、それは下層のOOPとは独立していること、全部、筋が通っているように見える。
偉そうなこと書いてるけど、僕のDOAに対する知識ってのは
と、1度だけ椿博士の話をある会合で聞いたって程度なんで、その程度のネタですね。
あと、このあたり(DRI通信)を読むとおもしろいかも。もっとも全部読んだわけじゃないからあまり偉そうなことはますますいえないけど。
まあ、このあたりを読むとパラダイムシフトについていけなかっただけなのか? という疑問を持つかも知れないけど、複雑怪奇なエンタープライズアプリケーションをいかに体系立てて不幸なことにならずにシステム化するかということをまじめに考えた先達(しかも学問の場から飛び出してビジネスを立ち上げたという日本では珍しい人らしいけど、実はそのへんも全然知らなかったり)なわけで、敬意を払いこそすれ言ってやるこたないですな。
というか、XPは開発方法論から入って不幸を避けようとして(OO前提)、DOAはシステム全体をどう捉えるかから不幸を避けようとする(既存帳票前提)という意味では、発想の土台が異なってるわけなんだけど。
#で、本日の最初に戻ると、原典を必ず解釈する中間層が入るとまた変節したりするということになったり。
っていうか、この書評群を書かれている方のほうが適切な評価をしてそうだ。そういう仕事だそうだが、これ全部読んだのか……
でも、おいらはシステムを作ってるわけだから読む量が違うのは当然(と虚勢を張る―と付け加えるところがいいね)。
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