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何しろ全長37mとか、想像するのも難しいのでこれは見ようと妻と相談して巨大恐竜展へ行ってきた。
最初は昨日行くかと思ったが妻が調べたらパシフィコ横浜脇の駐車場が満車だったので、そんなこともあろうかと休暇を取っていた今日行ったのだった。途中、鶴見のあたりで猛烈な土砂降りになって傘を持たずに来たが大丈夫かな? と不安にならないでもないが、脇の駐車場が空なのを確認してあるから多分問題ないだろうと気を取り直した。
で地下に停めて、R出口から上に出ると脇に突き出たコンコースが屋根になっているので全然濡れずに会場に入れた。
入場料を払う段になって、平日は休日より安いことを知って(分散対策なのだろうが)なんか得した気分となった。
入るといきなりでっかなマンモスと名前は忘れた(というか名前はほぼすべて忘れた)でっかな肉食恐竜の骨(模型)があってでけぇなと感心する。次にシロナガスクジラの模型でこれまたでかい。大きいといろいろ生きていくのにお得だからというような説明がパネルにあったが、相当ダウトだ。
翼竜の骨見て、水上生活説とそれは間違い説で議論中の恐竜のロボット(水中説をとって泳いでいる姿らしいが、でかい)、トリケラトプス(知っている)の模型を眺めて、なんとなく流れはわかってきた。
いよいよお目当てのパタゴティタン・マヨルムの展示室なのだが、すぐに骨(復元模型)が出て来るわけではない。
パタゴニアで農夫が見つけた大腿骨が云々と説明があって、掘ったら6体分がまとめて出てきた。復元模型は元の恐竜の骨+一緒に見つけた恐竜の骨+想像で補った骨で作ったということが書いてある。説明パネルはそこで時間調整をできるように考えたのだろうが、ちょっと隠してあって(子供なら)楽しいかも知れない。この時、上を見上げなかったのは痛恨の一撃だったがしょうがない。
角を曲がるとまだ骨はなく、ビデオゲームっぽく100個の卵が最終的に6~8頭に減る生存競争(孵化、捕食者から隠れる、食事、災害を避けるなどなど)のタッチパネル展示が数か所ある。一か所説明とパネルの表示が食い違っているところがあったが、なかなかおもしろい(が、タッチと実際の動作が異なるような、よくわからん展示でもある)。
ティタノサウルスという種類らしいが、昔々恐竜王子が乗っていたこのタイプには別の名前がついていたような気がする。ちょっとティラノザウルレックスと名前が似ていて紛らわしい。
そしていよいよドーンと出てきた。ここまでで生前の姿は大体見当がつくように展示が構成されているので、骨を見上げていると肉が付いている状態を想像できるし、そうなるとそのあまりのでかさに(頭から尻尾まで歩くと30mを超えるわけだから)思いがけないことに畏怖の念というのを抱いてしまった。でかさは感動につながるものなのだな。
後ろ足には爪があり、前足は丸太状という良くわからない足をしている(なんか11匹の猫と恐竜の絵を思い出した)。
でかいから逃げる速度も速いから火山の噴火からも逃げられるというような説明が書いてあるが、そんなにしょっちゅう火山が噴火するわけないだろうと思わないでもない(が、その時代はそういうものなのか?)。
それにしてもでかい。尻尾の先は展示室をはみ出して隣の部屋へ突き出している。せっかくおもしろい構成にしてあるのに、頭上の尻尾に気づかなかったのは悲しい。
残りの展示ではロボットが吠えまくっているので子供が恐怖のあまり泣き叫んでいる。平日(とはいえ子供は夏休みだと思うが)なのでそれほど人出はないのだが、それでもそれなりにいることはいて、僕は気付かなかったが妻によると似たような中老年二人組も結構いたらしい。
ロボットで1か所、木を倒すと葉っぱを食べに首を伸ばすのがいて、どこにもそんなことは書いてないから音声ガイドだけで説明しているのだろうか?
妻が見ていたらいきなり子供が来て木を押したら首がぬっと伸びてきてびっくりしたとか言って、見せてくれた。なかなかおもしろい。
肩甲骨の展示がありでかい。が、どうも見たような形だなと思ったら、鯛の中の鯛の骨みたいだ(あとで調べたら、こちらも肩甲骨らしい)。肩というと人間を想像してしまうが、前腕の接合部分をガードするための骨なのかなぁ。
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